師走の輝き ~グローバル交流と研究成果の実り~ 2024年12月 Akagi Lab 活動紹介
12月は街がクリスマスの装いに彩られる季節です。博多駅前のクリスマスアドベントによる幻想的なイルミネーションが、冬の街並みをさらに美しくしています。
12月の幕開けは、Kumadai Hub ポスター巡回展への初参加でした。本学からは5名の学生が研究ポスター発表を行い、免疫不全症の遺伝子解析や多能性幹細胞の転写因子の機能など、多岐にわたる研究成果を紹介しました。発表では、企業の研究者や他大学の学生、一般市民の方々との間で活発な質疑応答が交わされ、分野や年齢、職業の垣根を超えた自由な議論が展開されました。
私もUJA理事として、プロジェクトマネージャーとともにUJAの活動紹介を行う機会を得ました。若手研究者育成の取り組みや、国際学術イベントの実績について発表し、多くの方々に福岡工業大学とUJAの存在を知っていただくことができました。
国際交流の面では、UJA×コラボブレインズのオンラインイベント第二弾「留学のすゝめ~世界を舞台に!留学で広がるキャリアの可能性~」を12月19日に開催しました。今回は海外留学中の方々に現地から講演いただき、リアルな留学体験談に参加者が熱心に耳を傾けました。
研究室では、仮配属された3年生たちが初めてのプレゼンテーションに挑戦しました。分子生物学の教科書を分担してまとめ、工夫を凝らした分かりやすい発表を行ってくれました。4年生と修士2年生は中間発表を終え、卒業論文に向けた本格的な準備を開始。年内にFigureを完成させ、論文の大枠を仕上げることができました。
特筆すべきは、インドとの共同研究による免疫不全症に関する学術論文の投稿です。これは研究室として大きな一歩となりました。査読というこれからの長い道のりが待っていますが、採択され世に出る日を心待ちにしています。
研究室のイベントも盛りだくさんでした。毎年恒例となった「今年の漢字」予想では、研究室メンバー全員が予想を提出。今年は3名の学生さんが見事に「金」を的中させました。賞品として、地元で人気のエクレア専門店のエクレアが贈られ、受賞者たちは早速みんなで分け合って味わっていました。
12月1日からはアドベントカレンダーがスタート。24個の小さな扉の中には、ちょっとしたお菓子が入っています。中には「当たり」や「大当たり」と記された紙が入っています。うまくそれをひいた人には、少し大きめのチョコレートが進呈されました。
月半ばには、クリスマスをテーマにしたプレゼント交換会を開催。予算1000円以内という制約の中で、贈り手の気持ちが伝わる素敵なプレゼントが交換されました。
月末には、タイのモンクット王工科大学ラートクラバン校(KMITL)を訪問する貴重な機会に恵まれました。コムサン学長への表敬訪問、Department of Biomedical EngineeringのChuchart先生やWibool先生との再会、そして過去に当研究室で学んだJarnやNaomi、Notたち、さらには来年の留学予定者との出会いなど、実り多い訪問となりました。
研究室の年内最後のイベントは忘年会です。大学近くのお店で、教員と学生が集まりました。一年の研究や勉強から解き放たれひと時で、和やかな雰囲気の中、美味しく料理を頂きました。3年生から修士2年まで学年の垣根を越えた会話が弾み、今年一年を振り返りました。あっという間の2時間でしたが、参加者全員で記念写真を撮影し、2024年の有意義な締めくくりとなりました。
師走の名にふさわしい慌ただしさの中にも、研究・教育・国際交流と、充実した12月を過ごすことができました。この一年、研究室の活動を支えてくださった多くの方々への感謝の気持ちを胸に、新しい年を迎える準備を整えているところです。皆様、どうぞ健やかに、そして希望に満ちた新年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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