2024年10月もAkaig Labでは、国際交流から学術セミナーまで、実りある活動が展開されました。
まず、タイのKMITL(King Mongkut's Institute of Technology Ladkrabang)から3ヶ月間滞在していた2名の留学生が研究生活の締めくくりを迎えました。基礎研究に真摯に取り組んだ成果を、見事なプレゼンテーションで発表してくれました。送別会では研究室恒例のBBQを開催し、学部3年生から修士2年生まで集まり、和やかな雰囲気の中で国際交流の思い出を語り合いました。
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大学院教育の一環として、「教員帯同型企業訪問プログラム」を活用し、大学院生3名と共に中外製薬株式会社の研究所を見学する機会を得ました。最先端の研究設備と充実した研究環境に触れ、学生たちは企業における研究開発の規模と深さに大きな刺激を受けたようです。
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本学で初めての試みとなったInternational Conference on Innovations in Engineering and Social Science(ICIESS、FIT国際会議)では、当研究室の大学院生4名がポスター発表に挑戦。海外の研究者との活発な議論を展開し、そのうち3名がポスター賞を受賞するという素晴らしい成果を収めました。
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また、生命環境化学専攻による進路説明会では、25組53名もの参加者を迎え、大盛況となりました。私は学科長として学科の特色や研究を通じたイノベーション創出について説明し、現役大学院生として当研究室の大学院生から、研究生活で培われる自己管理力、課題解決力、コミュニケーション力などについて具体的な経験談が共有されました。
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今月のAkagi Lab分子細胞生物学セミナーでは、九州大学大学院医学研究院の久場敬司教授をお迎えし、SARS-CoV-2受容体ACE2に関する最新の知見についてご講演いただきました。新型コロナウイルスの細胞侵入メカニズムにおけるACE2の役割から、その生理学的機能まで、深い洞察に基づいた興味深いお話を伺うことができました。
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個人的な出来事として、今月、人生の節目となる50歳の誕生日を迎えました。半世紀という時を振り返ると、研究や教育に携わってきた日々が一つ一つが大切な思い出として蘇ります。そして健康面でも、定期健診の一環で受けた胃カメラ検査では特に問題なしとの診断を受け、新たな50年に向けて、また年末年始の行事に向けても、心新たにスタートを切れそうです。
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11月には分子生物学会での発表が控えています。10月の成果を弾みに、私たちはさらなる研究の深化を目指します。学生たちの研究に対する思いは日に日に高まっており、新たな発見への期待が膨らみます。卒論・修論に向けて研究成果の集大成となる発表会も控えており、研究室一同、新たな挑戦へと全力で取り組んでまいります。
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