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執筆者の写真Akagi Lab

【4】アメリカでの生活セットアップ編

七転八倒・悪戦苦闘 アメリカ留学「立ち上げ」日記④

20年前の留学体験から学ぶ、今に通じるリアルな教訓


ノートパソコンから見つけ出した20年前の留学準備記録。当時の私のラボ選びや留学初期のエピソードが蘇る!第4回目は「生活セットアップ編」です。ぜひご覧ください!


第3回目はこちら!

アメリカの地での第一歩:留学生活の始まりと出会い


【4】アメリカでの生活セットアップ編

1.車の購入

ロサンゼルス(LA)は、なんといっても車社会。職場に行くにも買い物に行くにも、自家用車で移動する。バスもそれなりに発達はしているが、何路線も乗り継いで買い物に行くのは大変。特に生活のセットアップは、大量に買出しがあるので、車が無いことには始まらない。LAでは、いくつか車を購入する方法があり、一番安いのは個人売買。スーパーの掲示板や、インターネットに様々な車の売買のお知らせが出ている。もう一つは、日本でも一般的な中古車販売店からの購入。こちらは少々値が張るが、確実な車を入手できる。


最初私は、個人売買で2人ほど車を見せてもらった。両者とも価格は安かったが、走行距離が異常に多かったり、フロントガラスにキズが入っていたりと、「安かろう悪かろう」と言った感じだった。次に中古車販売店も探してみた。さすがにこちらはしっかりしており、安心して購入できる感じがした。車の安全性だけは、直接命にも関わる問題なので、私は中古車販売店から購入することにした。もちろん、個人売買でも時と場合によっては、相当の掘り出し物もある。もっと根気良く探せば、安くて良い車が手に入った可能性は十分ある。


2.家具の購入

次に

と、ここまでで私の記録は終わっていました。本当は今からでも、書き加えても良いのですが、当時の記録がここで止まっているのも大切な事実です。おそらく、生活のセットアップが忙しすぎて、記録など取れなくなったのでしょう。それもまた大切な歴史です。

 

ところで、話は飛んで、留学最終日。帰国日のエピソードが残っていました。これは帰国直後に、アメリカに残った友人に送ったメールを、ブログ用に書き直しました。3年半にわたる留学の最終日に何が起こったか!?ハラハラ・ドキドキのアメリカ最終日!ぜひ、続きをご覧ください。

【番外編】ハラハラ・ドキドキのアメリカ最終日

3年半のアメリカでの研究生活もいよいよ終わり帰国当日を迎えました。気持ちもどこか軽やかに家族3人でロサンゼルス国際空港(LAX)近くのホテルで一晩を過ごした。滞在中の3.5年は一度も日本には帰国しませんでした。


「いよいよ明日は日本に帰れる!」。

 

翌朝、ホテルからLAX行きのシャトルバスに乗り、空港に向かっていたのですが、空港に到着してふと気づきました。

 

「ん?あれ?・・・ノートパソコンがない!?どこ!?」

 

アメリカでの数年間の研究成果がすべて詰まった大事なノートパソコンを入れたかばんが見当たらないのです!その瞬間、頭が真っ白になりました。当時は今のようにクラウドがなかったので、データはPCの中。

 

慌てて思い出そうとするも、記憶はおぼろげ…。おそらくホテルロビーのソファーか、シャトルバスの中に置き忘れた可能性が高いと思いました。急いでホテルに電話したものの、ホテルには忘れ物は届いていないとのこと。次にシャトルバス会社にも電話しました。バス会社は「もし見つかったら、折り返し電話する」とのことでした。

 

時間は刻一刻と過ぎ、搭乗まであと2時間。焦りは増すばかり。飛行機に間に合わなかったらどうしよう、研究成果が消えてしまったら…と、いろんな不安が頭を駆け巡ります。

 

そんな時、まさかの奇跡が!搭乗の2時間弱前にシャトルバス会社から電話がかかってきました。「ノートパソコン見つかりました!」と。それも、すぐに空港まで届けてくれるとのこと。

 

黄色いジャケットを着たシャトルバスのスタッフが、ノートパソコンの入ったカバンを手に持って現れた時は、本気に嬉しかった。深くお礼を言って、残りわずかだった手持ちのドル札からチップを渡しました。飛行機に間に合って、しかも無事に研究成果も守り抜いた私は、まさに「一命を取り留めた」状態でした。

 

この一連のやり取りの中で「土壇場では意外と英語できるじゃん!」と気づきました。3.5年の経験が、最後の最後で自分を救いました。いつもは自信なさげな英語も、この緊迫した状況ではしっかり機能しました。プリペイド式の携帯電話でギリギリまで通話できたのも、ある意味奇跡かもしれません。

 

帰国当日にこのようなトラブルに巻き込まれるとは思っていませんでしたが、何とか無事に乗り越えられました。人生って、こういうトラブルがつきものですね。

 

これにて私のアメリカ留学物語は幕を閉じます。最後まで読んでくれてありがとうございました。


皆様からの感想をお待ちしております!





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